今回のPodcastは先週の映画「ノマドランド」の話の流れで私の少年期における映画体験の話をしている。港町門司港はこの日本の中でも早くから映画館が設営された土地であり、大正時代の無声映画に弁士が語る映画にはじまり(私はその時代には生まれていないが)私の少年時代には門司港とその周辺には実に16館もの映画館が林立していた。
映画隆盛時代の面目躍如である。
その中において門司港は映画のロケ地ともなり、門司港のメイン通りにあった私の旅館「藤乃屋」には多くの芸能人が泊まった。
今回はその話をしているが、その少年期から約30年後にまさに奇遇ともいえることが起きている。
私はそのことを自叙伝で書いているかどうか、忘れたが、今回のPodcastではその映画にまつわる奇遇の様子が語られている。
Podcast 藤原新也「新東京漂流」