Shinya talk

2020/04/02(Thu)

金曜爆弾、1日前倒しで木曜爆弾!!。(CatWalkより転載)

今日は終日外出していたので自宅に帰って知ったのだが、政府は一世帯に二枚のマスクを配るという案(決定?)を出しているという。

気は確かかと唖然とした。

こう言った大口の予算を使うに当たっては当然首相が決定しているのだろうが、この準戦争時にまるで小学生がママゴトをやっているかのような思いつきを国民に押し付ける総理を持つ「愚鈍」というものの空恐ろしさをつくづく感じる。

マスク不足が言われる中、こういう挙に出ると国民は拍手喝采するのではないか、といういかにも受け狙いであり、これは政策と呼ぶべき代物ではなく単なる寝起きの思いつきである。





私は3月27日の段階でいち早く首都を封鎖すべきと提言している。

フランスのようにいち早く封鎖し(強権発動をすることは救済のための莫大な予算を計上するということでもある)就労者や店舗や中小企業への金銭的保証をすべきなのである。

以下極論(それくらいの覚悟が必要ということ)。

どこから出すか。

借金すればよい。

日本政府は今1,100兆円の借金がある。

この借金を1,200兆円にして、100兆円を困窮する中小企業や個人に充て、まず労働力と日本の生産性を温存しなければならない。

医療崩壊のみが叫ばれているがこのままでは「就労崩壊」「店舗運営崩壊」そして日本の生産性を下支えする「中小企業崩壊」が起きかねない。

労働環境の崩壊を食い止めれば、コロナウイルス問題が過ぎ去ってのち恩返しとして国民こぞって勤労に励み、国家に寄与する。

大企業には補助は無用だ。

こういう時のために莫大な内部留保を確保しているわけだから、それで食いつなげばよい。

それくらいの思い切った荒技はひょっとしたら田中角栄あたりはやったかも知れない。

それが何だ、マスクを一世帯2枚だと。

ケチバカドジにもほどがある。

私はこれまでことあるごとに安倍を批判してきたが、さすがにここまで真性のバカだとは思わなかった。

私はコロナウイルス問題ではメンタル不調とは無縁だが、国家の頂上にこんな愚鈍な人間が鎮座していることに対し、少なからぬメンタル不調を感じるものである。





私はすでに3月27日の段階で以下のように述べている。

あくまで私個人の見解だが、感染者の実数が日に40人レベルで勇気ある為政者が責任を取って、なるべく速やかに都市封鎖(ロックダウン)を発令すべきだと考える。

この荒治療は当然多大な犠牲を伴うわけだが、ダラダラと長引く曖昧な擬似ロックダウンはやがてコントロールも収集もつかない局面を私たちに突きつけかねない。

抗生物質をダラダラと曖昧な飲み方をして、菌に耐性が出来、ついには治療不能に陥るのと同じだ。

例えば店に例を取るなら半年持ち堪えればなんとか復活できるものが、ダラダラと今のまま生殺し状態が1年2年と続くと本当に息の根をとめることになる。

手術は早いに越したことはない。

そんな中、ノーベル賞科学者の山中伸弥教授も同様の見解に立って昨日「山中伸弥教授による新型コロナウイルスに関する5つの提言」を発表し「ウイルスの特性や世界の状況を調べれば調べるほど、新型ウイルスが日本にだけ優しくしてくれる理由を見つけることが出来ません。検査数が世界の中でも特異的に少ないことを考えると、感染者の急増はすでに始まっていると考えるべきです。対策は先手必勝です。中国は都市封鎖をはじめとする強硬な対策をとりましたが、第1波の収束に2か月を要しました。アメリカの予想では、厳密な自宅待機、一斉休校、非必須の経済活動停止、厳格な旅行出張制限を続けたとして、第1波の収束に3か月かかると予測しています。わが国でも、特に東京や大阪など大都市では、強力な対策を今すぐに始めるべきです。」と今すぐ強力な対策を開始することを訴えている。

https://www.awaji-doctor.com/2020/04/02/山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信/

この一学者が正鵠を得た政治的発言をするその様を見ていると、このような人物が国を牽引する総理に成り代わるべきである。

国会では急に議員がマスクをつけ始めている。

今回配るマスクが布製マスクというのも馬鹿げている。

布マスクは織目穴が大きく、喉の湿け保護以外スカスカで何の役にも立たない。

サージカルマスクに代表される不織布という近年発明された技術は大したもので0、1マイクロメートルのコロナウイルスに対しても多少の効果は認められる。

安倍首相が国会演説で布マスクをしているのを見ると、やはり世代だなぁと思う。

何度も洗えるあの懐かしい布マスクがエコでいいというこの感覚こそが時代遅れなのだ。

北海道知事はその点若い世代でサージカルマスクをしておりこの世代感覚の差が歴然と出ている。

議員の中にもサージカルマスクをしているものも見かけるが、私が見るところ多くの議員が付け方を知らず、裏表反対につけている。

折り山の隙間が下向きに来るようにつけるというこういう初歩的なことも知らないのだ。

このようにマスクに無知な連中がマスクを国民に配ると言ってもリアリティがないのである。

それに莫大な送料。

そして気の遠くなるような膨大な手作業。

この金と労働力はクラスター追跡の人海戦術など別の形で使うべきなのだが、そう言った地味な努力は国民の目には見えなず、マスク配布の方が点数を取れるというポピュリズム感覚が今回のマスク配布に出ているように思う。


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