すでにこれは私のサイトCAT WALKで記述していることだが、記述漏れがあるので今回の件につき以下の文言を付け加える。
それは尾畠さんが現場に到達した時間のことである。
報道によるとはじめのころは20分、その後30分と報道されているが、この時間の間尺はおそらく時計で計っているわけでもなかろう尾畠さんのアバウトな時間感覚をもとにしている。
私が20分の報道内容をとったのは尾畠さんはもう少し短い時間で現場に到達していたのではないかとの思いがあったからだ。
人の歩く速度は1時間4キロメートル。
つまり1分66メートル。
祖父宅から現場までの距離が580メートル(560メートルとの報道もある)。
ということは単純計算すると580メートルを歩くには8.7分で足りることになる。
尾畠さんは78歳の今も日々8000メートルのランニングを行っており、山登りのエキスパートでもあるから、荒れているとは言えすでに山道のある登りは朝飯前だろう。
ましてやとりやまとカラスの鳴き声をめざし、一刻を争いながらターゲットに向かったとするなら急ぎ足だったということも考えられる。
ひょっとしたら彼は10分以内、あるいは6〜7分で現場に到達したということも想定内に置いてもよいだろう。
あくまでこの計算は私の憶測だが、かりにその憶測が当たっているとすれば尾畠さんはなぜ20分、30分と申告したのか。
その真意は不明である。
ひょっとしたら時間感覚にきわめてアバウトな方のかも知れないとも思う。