Shinya talk

     

 

2015/11/17(Tue)

人命軽視指数1対3800に思いを馳せる。


ロシアも加わった勇士連合のシリアへの空爆は2000回を越え、空爆によって市井の人々を含む50万人以上の人々が犠牲になっていると言われる。



ロシアも加わった有志連合のシリアへの空爆は8000回を越え、アフガン、イラク戦争を通じて空爆によって市井の人々を含む50万人以上の人々が犠牲になっていると言われる(シリアでは監視の出来ないアメリカ主導の国連監視団が一般人の死者は500というのは不思議な数字)



今回パリのテロで亡くなった人が130人とすれば人命軽視指数は1対3800となる。




当然パリのテロを肯定することは出来ないが、私たちはパリで犠牲になった人々とともにシリアにおける戦闘員以外の市井の人々の犠牲にも目を向ける必要がある。



今回パリで起こったエマージェンシーはシリアでは毎日起こっていることなのである。



その結果、ISの脅威から逃れる以上に空爆によって、大量の難民がトルコや欧州を目指したわけだ。



つまり有志連合国は自らの所業によって大量のシリア難民を自国へと導き寄せているのである。



このような流れの中でパリでテロが発生し、そのテロリストの傍らにシリア難民のパスポートが転がっていたという誰が発信したかわからぬ情報はきわめて出来が悪い。



テロを行うのに偽造パスポートでない限り自分のアイデンティティを所有する間抜けはこの世にはいない。

このガセ情報によっておそらくシリア難民に対する防御と排斥は欧州において高まるだろう。

空爆によって叩き出され、その空爆国からさらに追い払われるやもしれぬシリアの無辜の民はいったいどこに行くのだ。











このような状況下、日本の報道はどうなっているかとたまたま10分ほど池上彰の生放送のテロ特番を見て驚いた。



ひとりの女の子タレントがこうなると強い国が一体となって攻めなければ悲劇は終わらないというようなことを言っていたのである。

可愛い子ちゃんのおぞまじい危険思想である。

いかに報道バラエティ番組であろうと、その稚拙発言を池上が制そうとしなかったのはその発言の危険性に気づいていなかったとしか言いようがない。



池上の政権に対する姿勢を買っていた私もこの騒然としたエマージェンシーの中で彼も高揚感で我を失っているか、というよりあるいは「良識」というものの限界を見た思いがある。



そして時あたかもこの女の子タレントの進言どおりのことが起こりつつ在る。

航空機爆発によって同じテロ被害者となったロシアのプーチンは勇士連合と足並みをそろえ徹底的な反撃に出るという情報がもたらされはじめているのである。



アフガニスタンの国連医療施設が空爆されたように、空爆というまったくいい加減でアバウトな暴力、あるいは組織的なテロだと言っても過言ではない。

この空爆の拡大によって以前にも増して逃げ場すら失ったシリアの無辜の民が無差別に殺戮される日が迫っているとすれば動くことを許されない彼らの傍らには時限爆弾が仕掛けられているということである。

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