Shinya talk

     

 

2019/10/18(Fri)

どいつもこいつも、どいつもこいつも this is ニッポン。(CatWalkより転載)

過去のトークを見てもわかるように都知事選に立候補した小池百合子ブームが起きた最中も私はこの女性が食わせ者であることを述べ、その後の築地移転問題の手のひら返しを見ると彼女は築地問題を選挙に利用していたに過ぎず、彼女が食わせ者であるという観測は当たっていたわけだ。


そんな小池でさえ今回の青天の霹靂と言えるマラソンと競歩の開催地の変更に関しては彼女の怒りには同調せざるを得ない。


オリンピック組織委員会会長の森喜朗は早くから安倍首相と会って今回の開催地の変更を画策しており、安倍は北海道出身の橋本聖子五輪担当相に花を持たせるという形でそれを許諾する、というまさにオリンピックの私物化極の極みがこの開催地変更に象徴されている。


ニュースをただ薄らぼんやりと見ている国民はこの突然の開催地の変更はバッハ会長の強権の強引な発案という風に思いがちだが、日本のオリンピック組織委員会がドーハでの灼熱問題を理由付けに突然進言し、慌てて北海道の何たるやも知らないバッハがそれを容認したに過ぎない。


オリンピック東京開催が決まった折の森喜朗と小池百合子の陰鬱なバトルは記憶に新しいが、その後その怨念は立ち消え、お互い仲良くやっているのかと思いきや、森は小池の背中からバッサリと後ろから怪刀を振り下ろした格好の今回の出来事を見ると、国民不在の陰湿なイジメ行為が白昼堂々お国のトップで行われているという見たくもない風景が目の前に広がる。


今回の一件を見るにイジメ問題は子供の世界にとどまらず、教師の世界にもはびこっていたという神戸の教師によるイジメ問題に行き当たり、この国は下は小学校、上は国会議員までイジメのはびこる陰湿国家と言わざるをえない。